ナノ化と手作りコスメ
《手作りコスメをどうとらえるのか…?》
手作りコスメをすすめるうちに 市販の良いところを手に入れたくなって ○○エキスや○○誘導体…なんてどんどん購入し始めた時期がありました。
ですが ふと我に返って「私は何がしたいの?」とブレーキがかかりました。
最新のコスメが欲しいなら買えばいい、気軽に植物の力が借りたかっただけ…うん。
チョコットそういうものをとり入れるのは楽しい…でもいきすぎはなんかちがう…と思ってもどってきました。ただいまー(笑)
きっかけになったのが 日焼け止めクリームを作ろうとしたとき…。
微粒子のチョイスに迷って調べに調べたからです。
《化粧品のナノ化について…》
有効成分が肌に入る…というのは 細胞間の隙間を通って浸透していくということ。
細胞間は40~60nmです。
ビタミン類をカプセル化すると この大きさになるので 以前はカプセル化していました。
近年 技術の進化により 5nmほどの微粒子が出回り、酸化・二酸化チタン、酸化亜鉛など化粧品に使われるように…。
それによって体内に浸透(吸収?)されてしまうのでは と懸念されるようになってきました。
こんなに小さくする理由は ファンデーションや日焼け止めの紫外線防止効果を上げ、仕上がりを白浮きさせないようにするためです。
このような使い方にヨーロッパの環境保護団体が反発を示したのに対して、一部科学者も同調、問題視されるようになりました。
これに関しては ナノ化粧品の評価方法の開発をすすめているところだそうです。(国際的に統一した方法で評価する方向…)
国内では 厚労省などで分析がすすんでいますが、化粧品工業会では酸化・二酸化チタンなどが皮膚から入るワケがないとデータ収集を急いでいるのだそうで…。
(日焼けした肌や、怪我した部位からは入るかも‥)
又、粒子が大きな酸化・二酸化チタン、酸化亜鉛を使えばいいのかというと これらの物質は紫外線があたることで電子を発生、活性酸素やラジカルという反応性の高い物質に変化するとかなんとかで…。
工業的にはこの反応を利用して難分解性の物質を分解させるのに使います。
これが肌の表面で起きると大変なので 酸化チタンなどの表面をコーティングして活性酸素の生成を抑えることが重要になってきます。
つまり‥
*超微粒子だと肌内部に浸透しすぎるのか ということは今検証中。
*大きな粒子にしても 肌にそもそも良くない可能性あり‥
(表面をコーティングする技術があれば完璧!)
かたい話を最後まで読んでくださり ありがとうございます。(笑)
…てなわけで 多少ブサイクでもつたなくても なるべく自然に近い状態でキッチンでできるようなクラフトをのんびりやるべ…!と再確認した私であーる…。