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精油とギリシャ神話①「サイプレス」

サイプレス《リゾート地キプロス島の語源…》

むかーしむかし ケオス島にキュリパッソスという、背の高い美しい黒い瞳を持つ美少年が住んでおりました。

太陽神アポロンにかわいがられ 牧場での仕事の合間にアポロンと遊んでいました。

ある日、狩りの練習をしていたキュリパッソスは 間違って兄弟のようにかわいがっていた鹿を矢で射抜いてしまいます。

島のニンフ達にもとても愛されていた鹿だったのです…。不慮の事故とはいえ、鹿を殺してしまった自分を責め 自分の死を願います。やせ衰え、髪は逆立ち 血の気を失った肌は緑色になったキュリパッソスを気の毒に思った神々が 彼をサイプレスの木へと姿を変えてやり、永遠に喪に服すことができるようにしてやります。彼の涙がサイプレスの樹液であり、それを蒸留して抽出されるのが精油…ということになります。

サイプレスの木は 古くからギリシャで墓地に植えられ 死者の魂を鎮めるといわれています。

また、キリストがはりつけになった十字架や あの「ノアの方舟」の船底も サイプレスでできていたとされています。

そして このキュリパッソスが「キプロス」の語源とされ つまり、神話に出てくる「ケオス島」は「キプロス島」のことなのです。