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陶弘景

陶弘景《陶弘景》

中国 六朝時代の医学者・科学者。

また、道教 茅山派の開祖でもあります。

博学多才で 琴棋書画をたしなみ、ト占・暦算・経学・地理学・博物学・文芸にも精通していました。特に書は後世の書家に大きな影響を与えるほどの腕前だったそうです。

山林に隠れ棲み、フィールドワークを中心に研究をし 5世紀末「神農本草経集注」という本草書(730種の薬石を含む)を記しました。

中国で薬物の本は本草書とよばれ、最古のものは漢の時代にまとめられています。

もともと「神農本草経」という東洋の代表的な薬草学書があったものを再編集したのが陶弘景の「神農本草経集注」なのです。

ちなみに…「神農」とは もともと神話に出てくる農業神のことでしたが、漢の時代から伝説上の皇帝、「炎帝」をイミするようになりました。この「炎帝」というのは 脳・四肢以外は透明で、赤いムチで百草を払ってから嘗めてみる…そして薬効・毒性を検証したとされ 毒があれば内蔵が黒くなるので、部位の見極めもできた…らしいです。近年話題のガン細胞が光って部位を示すっていうのは ココからヒント…?(笑)

陶弘景は「神農本草経集注」の中で 薬物の性質などをもとに新らしい分類法を考案し、この分類法はいまなお使われています。

現代の「中医学」「漢方」の骨子を築いたのが彼だといえるでしょう。