嗅覚のしくみとアロマテラピー
《解剖生理学 脳神経系》
⑧においの認識(どんなにおいか知覚する)
↑
⑦嗅覚野(大脳皮質)
↑ *嗅覚は 視覚・聴覚・味覚・触覚とちがい、
⑥嗅球・嗅索(大脳辺縁系) 大脳皮質の嗅覚野で知覚される前に 大脳辺縁系
↑ にダイレクトに伝わる特殊な伝達経路を通ります。
⑤嗅神経(インパルスが伝わる)
↑
④嗅細胞 シゲキ
↑
③嗅毛(嗅細胞から出ている)
↑
②嗅上皮(粘膜の粘液層に溶け込む)
↑
①におい成分(揮発性の分子)
においは理性でコントロールできない感情を呼び起こすとされていますが、香り成分が人の情動・記憶を司る大脳辺縁系にダイレクトに作用するため…。
又、その大脳辺縁系から 自律神経系を司る視床下部、内分泌系を司る下垂体に作用していきます。
このメカニズムを用いて行う癒しの方法がアロマテラピーです。
精油の香りでダイレクトに大脳辺縁系に働きかけ、自律神経系・内分泌系を調整することができ、免疫も高まることでストレスに負けない心身を作る自然療法なのです。
嗅覚の特性
- 記憶・本能と結びつきやすい。
- 敏感でデリケートな感覚。
- 疲れやすい感覚で いろんな匂いを嗅いでいると においを感じなくなる。
- 順応しやすい感覚で 同じ匂いの中にずっといると そのにおいを感じなくなる。
- 個人差・体調によって感じ方がちがう。
- 女性の方がにおいに敏感!
- ストレスで嗅覚障害が起こることがある。
(イイ香りをクサイ!と感じたり…その逆も。においを感じなくなることもある。)