ティートリーの使い方
(学名)Melaleuca alternifolia (抽出部位)葉
(科名)フトモモ科 (抽出方法)水蒸気蒸留法
オーストラリア原住民アボリジニの万能薬といわれています。
優れた殺菌力でフランス人軍医のジャンバルネが
インドシナ戦争の最前線で負傷した兵士の救急用品として用いた、という有名な話があります。
フランスは彼の研究の流れでアロマテラピーがメディカルの方向へ向かい、今にいたっていると言われます。
アロマセラピストが癒しを提供するものとして活用するイギリスのとらえ方と違い、
フランスでは内服などの治療に精油を扱うため、専門知識を持った医療従事者のよって管理されます。
精油は雑貨、としている日本はイギリス系…ということになります。
免疫力を高めるので、インフルエンザなどの初期症状・予防に良いとされます。
そして チョッピリ刺激のあるシャープな香りはリフレッシュしたい時にオススメ!
落ち込んだ気持ちを蘇らせてくれます。
ティートリーといいながら お茶の木ではないのですが…
この名前は18Cの探検家、キャプテンクックが命名したとされ、
船員たちは茶葉がわりにしていたそうですし アボリジニもこのお茶を飲んでいたらしいです。
*皮膚に刺激を感じる場合があります。使用量にご注意を!!
ワンちゃんとティートリー
いろんな精油のブレンドを試して
ディフューザーから連日シューシューと出しっぱなしにしていたとき…
なんとなく我が家の愛犬がいつもより元気がないように感じて、
チョット心配になって調べてみました。
そこで知ったのが「ティートリー論争」です。
我が家も お店ですすめられて「ティートリーコンディショナー」購入したばかりです。
成分見てみると…「ティートリー・ユーカリ・シトロネラ・ラベンダー・ローズマリー」
しかも「ティートリーオイルの効果をアップさせたブレンドオイルが使用されています。」
ってなんかパワフルな感じの…
ダニを寄せ付けない作用があるから…と納得して買ったのですが。
検索検索…!
ワンちゃんのアトピー治療のためにティートリーを購入して
ホホバオイル混ぜてご自分でマッサージしていらっしゃる飼い主さんや、
ヒトもいっしょに使えるスプレーを作るレシピの紹介コーナー…
中には 原液を怪我に直接塗ってもいいと獣医さんに言われて使ってらっしゃる飼い主さんも…。
なんでも弱い麻酔効果があって 痛みが和らぐそうな…。
ネットでもガイドブックでもイイことたくさん…。
「高額な病院代かけるより毎日使えて安価…」うん…確かに…
ダニ駆除用スプレー(ティートリー)もペットショップで売られています。
…の反面、ティートリーに含まれるケトンを分解する能力が乏しいコッカー系(コッカースパニエルなど)には厳禁、
麻痺・痙攣…死に至ることもある…と。
コッカー系でなくても不適切な高投与量は好ましくない、小型犬に使用してはならない…
など、危険性を説明するコメント・記事がたくさん…。
ティートリーが悪いのではなく、粗悪品が出回っているのがいけない…というヒトもいます。
確かに効果もあるのでしょうが なんせペットアロマは歴史が浅い…専門医にとってもこれからの分野…なのでしょうか。
素人判断して軽い気持ちで手を出さない方がいいかもしれません。
ところで…
我が家のコンディショナー…使おうか…どうしようか…原液じゃないし…すぐ流しちゃうし…いっか…