アロマを始める前におさえておきたい基礎知識 精油の化学③
《官能基》
分子内に存在、特定の香気・反応の原因となる原子団のことで、化学的属性など決定するため 官能基がいっしょだと性質が似てきます。
―炭素骨格と官能基―
R-OH…アルコール類
Ar-OH…フェノール類
R-COOH…カルボン酸類
R-COO-R’…エステル類 *R 鎖状炭素骨格
R-O…オキサイド類 Ar 環状炭素骨格
R-CO-R’・・・ケトン類
R-CHO…アルデヒド類
R-COO…ラクトン類
《アルコール類》語尾「オール」
モノテルペンアルコール(C10を持つ鎖状炭素骨格に水酸基OHが結合したもの)
・殺菌作用・抗ウィルス作用・抗真菌作用・強壮作用・免疫賦活作用に優れる。
・著しい皮膚刺激や毒性がなく、皮膚、粘膜に穏やかです。
ラバンジュロール…ラベンダー
ゲラニオール…イランイラン・レモングラス・グレープフルーツ・メリッサ・ゼラニウム
ローズ・ネロリ
シトロネロール…ゼラニウム・ローズabs.
テルピネン-4-オール…ティートリー・スイートマージョラム
ネロール…ネロリ・ローズ・レモングラス
リナロール…オレンジスイート・ラベンダー・イランイラン・ゼラニウム・ネロリ・
クラリセージ・ベルガモット・レモン・メリッサ
ℓメントール…ペパーミント
セスキテルペンアルコール(C15を持つ鎖状炭素骨格に水酸基OHが結合したもの)
・抗真菌作用・強壮作用・免疫賦活作用に優れる。
・精油によっては参加することで香りの質が良くなるものもある。
サンタロール…サンダルウッド
ネロリドール…ネロリ
パチュリアルコール…パチュリ
べチべロール…ベチバー
ジテルペンアルコール(C20を持つ鎖状炭素骨格に水酸基OHが結合したもの)
・ホルモン調整作用に優れる。
スクラレオール…クラリセージ