アロマを始める前におさえておきたい基礎知識 精油の化学④
《フェノール類(芳香族アルコール類)》語尾「オール」
・ベンゼン環(C6H6)に水酸基が直接結合したもの
・抗菌作用・抗ウィルス作用・抗真菌作用・免疫賦活作用・加温作用・強壮作用・駆虫作用
*フェノール類は最も刺激が強い!!神経・皮膚・粘膜に刺激が強いので、使用量や体質、
体調に気をつけてご使用ください。
オイゲノール…ミルラ・パチュリ
チモール…タイム
《アルデヒド類》語尾「アルデヒド」「アール」
・炭化水素に-CHOが結合したもの
・抗菌作用・抗ウィルス作用・抗真菌作用・抗炎症作用・鎮静作用・鎮痛作用・消化促進作用
・揮発性が高く酸化しやすい
*皮膚刺激があります!! ご注意を…
シトラール…レモン・レモングラス・グレープフルーツ・オレンジスイート・メリッサ
シトロネラール…メリッサ
《ケトン類》語尾「オン」
・炭化水素に>C=が結合したもの
・粘液溶解作用・去痰作用・鎮痛作用・鎮静作用・抗真菌作用・抗ウィルス作用・免疫賦活作用
*痙攣を起こしたり、中枢神経に損傷を与えるものもあるので注意を!
カンファー…ローズマリー
ヌートカトン…グレープフルーツ
ダマスコン…ローズオットー
ダマセノン…ローズabs.
Cisジャスモン…ジャスミン
《エステル類》語尾「エート」「~エステル」
・2個の鎖状骨格にエステル結合したもの (アルコール類とカルボン酸の反応物)
・鎮痛作用・鎮静作用・自律神経調整作用・鎮痙作用・抗炎症作用
・皮膚刺激はほとんどありません…
酢酸ベンジル…イランイラン・ジャスミン
酢酸リナリル…ベルガモット・ネロリ・クラリセージ・ラベンダー
アンゲリカ酸エステル類…カモミールローマン
安息香酸エステル…ベンゾイン
ケイヒ酸エステル…ベンゾイン
《オキサイド類》語尾「~オキサイド」「オール」
・去痰作用・抗菌作用・抗ウィルス作用・免疫調整作用
1.8シネオール…ペパーミント・ティートリー・ユーカリ・ローズマリー
ローズオキサイド…ローズabs.
《ラクトン類》語尾「~ラクトン」「イン」
・環状骨格の分子の環の一部にエステル結合を含むもの
・去痰作用・抗炎症作用・鎮痛作用
*光毒性(皮膚に使用したあと紫外線にあたるとシミなど炎症が出ることがあります)
外出前のご使用は控えてください…
ベルガプテン…ベルガモット